ドル円、米CPIを受けて介入警戒ゾーンの152円台に上昇=NY為替序盤
きょうのNY為替市場でドル円は152円台に上昇している。先ほど発表の米消費者物価指数(CPI)を受けてドル買いが強まり、ドル円を介入警戒も出ている152円台に押し上げた。ストップを巻き込んで一気に152円台半ばまで上昇。いまのところ財務省は出てきていないが、警戒感は高まっている。
3月の米CPIが予想を上回ったことで、市場ではFRBの利下げ期待を更に後退させている。FRBが注目しているとされる住居費・エネルギーを除いたサービスインフレ、いわゆるスーパーコアも前月比0.6%、前年比4.8%上昇と、2023年4月以来で最も加速していた。
FRBは当面高金利を維持するとの見方を正当化する内容で、短期金融市場でも6月利下げの可能性を30%程度まで低下させているほか、年内は2回の利下げに留まるとの見方を強めている。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は151.50円に観測されている。
10日(水)
151.50 (11.1億ドル)
11日(木)
151.00 (15.8億ドル)
152.00 (16.5億ドル)
USD/JPY 152.48
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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