英中銀、まもなく市場の利下げ期待に耳を傾ける可能性=NY為替
きょうのポンドドルは一旦1.26ドル台に値を落としていたものの、NY時間に入って1.27ドル台に戻す展開が見られている。本日の21日線が1.27ドル台前半に来ているが、その水準での売買交錯が続いている状況。本日のFOMCの反応を待ちたい雰囲気のようだ。
きょうは2月の英消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、インフレの大幅な鈍化が示されていた。それを受けて英中銀はまもなく市場の利下げ期待に耳を傾けるとの声も出ている。早ければ6月にも利下げに踏み切る可能性が高まっているという。コンセンサスはなお8月ではある。
総合指数がまだ目標の2%を大きく上回っており、直ぐには利下げに踏み切れないものの、インフレは急速に目標に接近しており、エネルギー価格の上限が再び低下する4月には、さらに大幅な低下が予想されるという。
今週は英中銀の金融政策委員会(MPC)が予定されているが、ハト派な微調整が行われれば、委員が徐々にタカ派バイアスを失って行くという最近のMPCの傾向に沿ったものとなるだろうとも述べている。
GBP/USD 1.2717 GBP/JPY 192.76 EUR/GBP 0.8539
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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