カナダドルは本日高値圏での推移 カナダ中銀は利下げに慎重姿勢=NY為替
NY時間の終盤に入ってカナダドルは本日高値圏での推移が続いており、カナダ円は110円台半ばでの推移となっている。本日はカナダ中銀の政策委員会の結果が発表され、大方の予想通りに金利は据え置かれた。
ただ、カナダ中銀はインフレの進展を認める一方、利下げを検討するにはまだ時期尚早であることを改めて強調した。一部からは利下げに向けてさらに踏み込むのではとの観測も出ていただけに、利下げへの慎重姿勢でカナダドルは買いの反応を示している。
1月の委員会では、景気抑制的なスタンスをいつまで維持するかに議論が移っているとの認識を示していたが、その後の6週間に発表された経済データに大きなサプライズはなかったと指摘。声明でも「基調インフレの根強さをなお懸念している」との文言を残していた。
一方、賃金上昇圧力が和らいでいる兆候が幾分見られるとし、雇用の伸びが人口増加のペースに追いついていないとも指摘。成長ペースは弱く、潜在成長率を下回っているとした。
USD/CAD 1.3521 CAD/JPY 110.50
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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