【海外市場の注目ポイント】パウエル米FRB議長の議会証言など
日本時間7日午前0時からパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米下院金融サービス委員会で議会証言を行う。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は2月初めのテレビインタビューで、「多少の時間をかけてインフレ率が持続的な形で2%に向けて低下しているとデータで引き続き確認するのが賢明な方法だ」と指摘していた。パウエル議長は、1月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で利下げの条件として挙げられていた「インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信がさらに強まる」かどうかの判断を急がない姿勢であり、議会証言で早期の利下げに慎重であることを示唆するようなら、ドルが買われる可能性がある。
また、日本時間6日午後10時15分には2月の米ADP雇用統計、同6日午後11時45分にはカナダ中銀(BOC)理事会の結果、同7日午前4時には米地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表も予定されている。2月の米ADP雇用統計は、民間雇用者数の大方の予想が15万人増となっており、民間雇用者数の伸びが前月の10万7000人増から加速するとみられ、BOC理事会で政策金利は現行の5.00%に据え置かれることが確実視されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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