ユーロ円は戻り売り強まる 明日はユーロ圏HICP=NY為替
きょうのユーロ円は戻り売りが強まっており、一時161円台に下落する場面が見られた。月末要因の円高のほか、ユーロ自体もNY時間に入って売られており、ユーロ円には2重の逆風が吹いている。本日の21日線が161円台半ばに来ており、下値メドとして意識される。
明日は2月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が発表される。一部からは、予想を上回る内容であれば、ECBは利下げを少し待つだろうという見方が実証され、ユーロは再び上昇の可能性があるという。なお、短期金融市場は6月の0.25%ポイントの利下げ開始を織り込んでいる。
*ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(概算値速報)(2月)1日19:00
予想 0.5% 前回 -0.4%(前月比)
予想 2.5% 前回 2.8%(前年比)
予想 2.8% 前回 3.3%(コア・前年比)
EUR/JPY 162.01 USD/JPY 149.98 EUR/USD 1.0803
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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