ドルに対する中立的な見方維持の半面、強気基調も支持=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は150円台半ばで推移している。本日は方向感のない展開の中で、ドル円も150円台のレンジから抜け出す気配は出なかった。
エコノミストはドルに対する中立的な見方を維持している一方、強気基調も支持している。ドルには追い風と逆風の両方があることから、中立スタンスを維持しているという。ただし、米GDPがコンセンサス予想を大幅に上回ることが見込まれるほか、為替市場でインフレ再加速のシナリオが浮上するなどのリスクを考慮し、ドルに対する強気の見方も堅持している。
米GDPが引き続きアウトパフォームすること、FRBの引き締めバイアスが強まる可能性があること、ハードランディングをめぐるリスクはすべてドルにとってプラスとなるはずだと強調。しかし、欧州の成長期待が低水準から回復する兆しがあること、米株式市場が底堅いことがドルにとって逆風となる可能性がある点も指摘した。
USD/JPY 150.50 EUR/USD 1.0821 GBP/USD 1.2669
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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