ドル円は朝方しっかりも失速、ポンドは一時急落=東京為替概況
ドル円は朝方しっかりも失速、ポンドは一時急落=東京為替概況
ドル円は昨日東京午前に続き、ロンドン朝にも155円台を付けたが、その後失速。155円台でのドル買いに慎重で利益確定の売りなどが入り、NY市場で一時154円10銭台を付けた。NY午後にかけて安値から反発を見せると、東京朝は流れが継続する形で154円74銭まで上昇。地合いの強さが意識された。その後昼過ぎにかけて154円30銭近くまで下げると、午後は154円50銭を挟んでの推移と、上下ともに動きにくい展開となった。
ユーロドルは海外市場でドル安傾向を受けて1.1650超えまで上昇。その後の利益確定売りに、朝のドル高が加わって1.1623を付けたが、その後は反発し1.1650近くまで上昇。1.16台にしっかり乗せてレンジが切り上がった印象で下がると買いが出る展開。
ユーロ円は179円台後半推移。心理的な節目である180円トライには慎重も、地合いは堅調。
ポンドドルは朝に1.3199から1.3130台へ急落する場面が見られた。英与党労働党のスターマー首相やリーブス財務相らは今月の予算案提出を前に、示唆していた所得増税を断念したと英紙が報道。増税をしないことが昨年総選挙の公約となっていただけに批判が広がっていた。だた増税断念で資金不足が意識されており、ポンドの急落を誘った。その後安値圏で推移となり1.3136を付けている、
ポンド円は朝の204円台から203円10銭台に急落。その後の円安の調整もあって午後には一時203円を割り込み202円94銭を付けた。その後203円20銭台を回復。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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