ユーロドル、上値を伸ばす余地は限られるとの指摘=NY為替
きょうのユーロドルは1.16ドル台での上下動が続いている。NY時間の朝方は前日からのリスク回避の雰囲気が継続していたが、米株式市場もIT・ハイテク株中心に次第に買い戻され、ネガティブな雰囲気は一服してきている。ただ、ユーロドルは方向感のない値動きに終始。
ストラテジストは、ユーロは最近の上昇後、対ドルでこれ以上上値を伸ばす余地は限られていると指摘している。ユーロドルはすでに割安修正のギャップを完全に埋めており、短期的な上昇余地は米経済指標が弱い内容にならない限り限定的と見ているという。
今週の上昇は、米政府閉鎖によって遅れていた経済指標が弱い内容になるとの見方から、FRBの利下げ観測が強まりドルが下落したことが主因。ただ、FOMC委員の発言は12月の追加利下げに慎重な内容が多く、短期金融市場でも50%未満に確率が低下している。
EUR/USD 1.1613 EUR/JPY 179.70 EUR/GBP 0.8828
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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