ポンド、サービスインフレの伸び鈍化に売りの反応=NY為替
きょうのポンドドルは売りが加速し、一時1.25ドル台前半まで下落する場面も見られた。ドル高もさることながら、本日はポンド売りの側面も大きい。この日の英消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことでポンドは売りが強まった。
特にサービスインフレが前年比6.5%と、前回からは上昇したものの若干の伸びに留まった点がポンドを押し下げていた。予想も下回った。サービスインフレは過去数カ月間、インフレを頑なに高止まりさせる原因として非難されて来た。しかし、それは基調的な加速というよりも、ベース効果によるものであった。
賃金の伸びがサービス価格の上昇を加速させるリスクがある一方で、企業の投入コストがエネルギーを中心に緩和しており、英中銀が引き締め圧力を緩和させる余地を生む。
*英消費者物価指数(CPI)(1月)16:00
結果 -0.6%
予想 -0.2% 前回 0.4%(前月比)
結果 4.0%
予想 4.1% 前回 4.0%(前年比)
結果 5.1%
予想 5.2% 前回 5.1%(コア・前年比)
結果 6.5%
予想 6.8% 前回 6.4%(サービス・前年比)
GBP/USD 1.2564 GBP/JPY 188.99 EUR/GBP 0.8541
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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