ドル高や円安の流れは一服、相場動向落ち着くなかで次の動き探る ドル円147円台後半=ロンドン為替概況
ドル高や円安の流れは一服、相場動向落ち着くなかで次の動き探る ドル円147円台後半=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル高や円安の流れが一服している。米10年債利回りが4.10%台から4.07%付近まで低下している。新たな金融当局者発言や市場に影響を与えるような経済統計発表はみられていない。調整の動きが中心となっているようだ。ドル円は148円台前半から軟化、ロンドン時間には147.66近辺に安値を広げた。クロス円も上値が重く、ユーロ円は160.80近辺、ポンド円は187.35近辺まで反落する場面があった。ただ、下押しの動きも足元では落ち着いている。ドル相場も前日までの上昇の流れは一服。ユーロドルは1.09台、ポンドドルは1.27台に乗せる場面があった。ただ、その流れも一巡してユーロドルは1.08台後半、ポンドドルは1.26台後半で揉み合っている。このあとのNY市場では、米住宅着工件数、米新規失業保険申請件数、米フィラデルフィア連銀景況指数などが発表される。ECB総裁やアトランタ連銀総裁の講演なども予定されている。流れが一服して、次の動きを探る局面となっているようだ。
ドル円は147円台後半での取引。東京午前につけた148.25近辺を高値に、その後は上値重く推移している。ロンドン序盤には本日の安値を147.66近辺まで広げた。米債利回りが小幅に低下しており、ドル買い圧力は一服している。
ユーロドルは1.08台後半での取引。ロンドン朝方に1.0907近辺まで買われたが、大台は維持できず1.0877近辺まで安値を広げた。その後は1.08台後半で揉み合っている。ユーロ円は東京午前の161.39近辺を高値に、ロンドン序盤に160.80近辺まで下押しされた。足元では161円付近へ下げ渋り。対ポンドではユーロは下に往って来いと方向性に欠けている。目立った欧州経済統計や要人発言に欠けるなかで調整ムードが広がっている。
ポンドドルは1.26台後半での取引。東京午前の1.2672近辺を安値に、ロンドン早朝には1.2704近辺まで買われた。その後は上値が重くなり1.26台後半に押し戻されている。ポンド円は東京午前の187.94近辺を高値にロンドン序盤には187.36近辺まで下落。その後は187円台後半へと下げ渋り。ユーロポンドは0.8590付近から0.8570付近で下に往って来い。特段の方向性はみせていない。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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