【これからの見通し】ドル円が連日1円幅の上値追い、円安とともにドル高も
【これからの見通し】ドル円が連日1円幅の上値追い、円安とともにドル高も
ドル円は今日の東京市場で147円台後半に上昇している。連日、今年に入ってからの高値を更新しており、昨年12月1日以来のドル高・円安水準となっている。円安の面とともにドル高の面も次第に鮮明になってきているようだ。ドル指数は200日移動平均という上値ポイントに到達している。週明けまでの保ち合い相場を上抜けした格好だ。
ドル高の背景としては、今年の米利下げについて、市場の織り込みが強すぎる点が指摘される。インフレ率の鈍化は鮮明ではあるものの、インフレ率の水準自体が2%目標を安定的に達成する状況にはない。米金融当局者らからは早期利下げ開始について釘を刺す論調もみられている。インフレについては、中東での地政学リスク拡大が懸念されており、再びエネルギー価格などの上昇が警戒されているようだ。米国では労働市場が依然として底堅く、賃金上昇とともに内需が力強い点も指摘されている。
テクニカル面と理由付けの両面から、ドル買いの動きが始動しているようだ。この後の海外市場でも、ドル円相場を主軸として、ドル高や円安の動きがどこまで続くのか、当面のメドを探る展開となりそうだ。
この後の海外市場で発表される経済指標は、英消費者物価指数(12月)など一連のインフレ指標、ユーロ圏消費者物価指数(確報)(12月)、南アフリカ小売売上高(11月)、ブラジル小売売上高(11月)、米MBA住宅ローン申請指数(01/06 - 01/12)、米小売売上高(12月)、米輸入物価指数(12月)、米鉱工業生産指数(12月)、米NAHB住宅市場指数(1月)、米企業在庫(11月)、カナダ鉱工業製品価格(12月)、カナダ国際証券取扱高(11月)などきょうは目白押しだ。注目度の高い米小売売上高のコンセンサス予想は、前月比+0.4%、自動車除く前月比+0.2%と引き続きプラスの数字が見込まれている。
発言イベント関連では、ラガルドECB総裁、チポローネECB理事、シムカス・リトアニア中銀総裁、バスレ・スロベニア中銀総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、ノット・オランダ中銀総裁、ナーゲル独連銀総裁、などダボス会議を中心にECB当局者の発言機会が相次ぐ予定。米金融当局者では、バーFRB副議長、ボウマンFRB理事、ウィリアムズNY連銀総裁の講演イベントなどでの発言が予定されている。米20年債入札(130億ドル)が実施される。米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。