午後のドル円は4カ月半ぶりに141円割れに沈む=東京為替概況
午後のドル円は4カ月半ぶりに141円割れに沈む=東京為替概況
東京午後のドル円は、4カ月半ぶりに141円割れに沈んだ。ドル円は、前日の海外市場で来年の米利下げ観測が強まり、ドルが売られた流れを引き継いで、東京午前に142円台後半から141円台後半まで下落した。午後に入り、米10年債利回りが一時3.96%まで低下したことなどからドル売りが加速し、7月31日以来およそ4カ月半ぶりの安値水準となる140.97付近まで急落した。東京終盤にかけては141円台後半まで戻す場面があったが、米10年債利回りが低水準で推移していることから戻りは一服し、141円半ばで小動きとなっている。
きょうは日本時間17時30分にスイス中銀(SNB)政策金利、21時に英中銀(BOE)政策金利、22時15分に欧州中央銀行(ECB)政策金利、22時30分に11月の米小売売上高の発表が予定されており、その結果を見極めたいとの見方が広がっている。
ユーロ円は昼過ぎにドル円につれ安となり、一時153.87付近まで下落したあと、この日の安値圏でもみ合っている。ユーロドルは昼過ぎに1日以来およそ2週間ぶりの高値水準となる1.0915付近まで上昇したあと、伸び悩んでいる。
オセアニア通貨は堅調。朝方に発表された11月の豪雇用者数が市場予想を大きく上回ったことから豪ドルが買われ、NZドルも豪ドルにつれ高となった。午前からのドル安傾向もあって豪ドル/ドルは7月末以来およそ4カ月半ぶりの高値水準となる0.6729付近まで、NZドル/ドルも4カ月半ぶりの高値水準となる0.6249付近まで上昇したあと、高止まりとなっている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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