一時の円買いも続かず、ドル高円安優勢=東京為替概況
一時の円買いも続かず、ドル高円安優勢=東京為替概況
ドル円は米中首脳会談などをにらみつつ、157円台後半でしっかりした動きとなり、昼頃に157.99円を付けた。6日に付けた157.93円を超え、4月30日以来の高値圏。158.00円を付けきれずに157.90円台でもみ合いとなった後、一時157.54円まで急落した。日本銀行の増審議委員が鹿児島県経済同友会での講演で、中東情勢緊迫化に伴う景気下振れの兆しがはっきりした数字で表れないのであれば「できる限り早い段階での利上げが望ましい」と発言したことを受けて、円買いが一気に強まった。同委員はこれまで中立派とみられており、4月27日、28日の会合(5対3で据え置き)では据え置きに投票していただけに、タカ派寄りの発言がサプライズとなり、一気に円買いを誘った。もっともすぐに反発し、157.50円前後がサポートとなって下値の堅さが意識された。ドル円はその後、157.90円台を再びうかがう動き。市場が当局の防衛ラインとして意識している158.00円を付けきれずも、地合いは堅調を維持している。
米中首脳会談は友好的な姿勢を強調したものの、目新しい材料はなく、市場の反応は限定的となっている。
ユーロドルは朝から落ち着いた動き。1.1707-1.1719ドルでの推移。
ユーロ円はドル円の堅調さもあり、昼に185円台を付ける動き。その後の増委員発言を受けた円買いに、184.58円まで急落したものの、185.00円前後まで戻すなど、下がると買いが出る展開となった。
ポンドドルは1.35台前半での推移。朝からのレンジは1.3515-1.3533ドル。
ポンド円はドル円の堅調さを受けて、朝の213.30円前後から昼には213.71円まで上昇。その後の急激な円買いに213.17円を付けたが、すぐに反発し213.60円を付けている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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