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ダウ平均は大幅反落 米インフレとFRBの利上げ期待の台頭を改めて意識=米国株概況

株式 

NY株式15日(NY時間16:23)(日本時間05:23)
ダウ平均   49526.17(-537.29 -1.07%)
S&P500    7408.50(-92.74 -1.24%)
ナスダック   26225.14(-410.08 -1.54%)
CME日経平均先物 61660(大証終比:-380 -0.62%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反落。再び5万ドルを下回った。本日はIT・ハイテク株も利益確定売りが強まり、ナスダックも大幅安。特段の売り材料は見当たらなかったが、今週の予想を上回る米インフレ指標とFRBの利上げ期待の台頭を市場は改めて意識しているとのコメントも聞かれた。

 米国とイランの緊張継続とそれに伴う原油高に加え、米国債利回りが、欧州や日本と伴に1年ぶりの高水準まで上昇。本日の米10年債利回りは節目の4.50%を突破しており、米株式市場を圧迫していた模様。短期金融市場では年末までにFRBが利上げする確率を65%まで織り込み、27年3月までなら完全に織り込んでいる。

 これまでは企業の好決算やAI主導の生産性向上期待がそれらに蓋をかぶせ、S&P500は4月以来15%上昇している。さすがにテクニカル的にも過熱感は否めない状況で、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは77まで上昇しおり、買われ過ぎの水準である70を上回り、2024年7月以来の高水準となっている。週末ということもあり、米中首脳会談も通過したことから、一旦調整が入ってもおかしくはない状況。 

 その米中首脳会談だが、トランプ大統領と中国の習主席による2日間の協議後も、明確な進展はほとんど見られなかった。さらにトランプ大統領はFOXニュースで、「米国はホルムズ海峡の再開を必要としていない。中国のほうが必要としている」との認識を示していた。

 一部からは「依然ホルムズ海峡再開の兆候はなく、原油価格は上昇を続けている」と指摘。「今週は、米国では極めて憂慮すべき米消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が発表されたことも忘れてはならない」との指摘が出ていた。

 なお、今回の決算シーズンは歴史的な好調さを示し、S&P500企業の利益成長は、大規模ショック後の景気回復局面を除けば、過去20年以上で最高水準となっている。第1四半期の1株利益は前年比27%増加し、予想の2倍超となっている。

 IT・ハイテク株が売られる中、マイクロソフト<MSFT>は上昇。著名投資家のアックマン氏が率いるパーシング・スクエアが、株価下落を受けてマイクロソフト<MSFT>の新規保有を開始したことを明らかにした。同社ソフトウェア事業の持続力を過小評価しているとの見方を示した。

 ピザのパパ・ジョンズ<PZZA>が上昇。投資会社アース・キャピタルが、同社の米国内最大フランチャイズ加盟店オーナーと協力し、同社の非公開化を検討していると伝わった。ロイター通信が関係者の話として伝えた。

 ソフトウエア開発のフィグマ<FIG>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを上方修正している。AI収益化の初期成果とコアプラットフォームの強さを背景に通期見通しを引き上げたとしている。

 糖尿病医療機器のデクスコム<DXCM>が上昇。投資家説明会を開催しており、長期成長見通しが好感されたほか、アクティビスト(物言う株主)のエリオットが同社株を取得し、取締役会に独立社外取締役2人を送り込む内容で和解契約を締結した。

 小型客船によるクルーズを提供するバイキング<VIK>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。

 アイスクリーム製造を手掛けるオランダのマグナム・アイスクリーム<MICC>が大幅高。複数の投資会社が同社への買収提案を検討していると報じられたことが材料視された。

 暗号資産のジェミニ・スペース・ステーション<GEMI>が上昇。投資会社ウィンクルボス・キャピタルから1株14ドルで1億ドル相当の戦略投資を獲得したと発表したことが好感されている。

 ITサービスのグローバント<GLOB>が決算を受け大幅高。第1四半期がサイクルの底打ち局面となった可能性が高く、第2四半期はより健全な成長軌道へ向かう重要なステップになるとみていると説明した。

 複写機、レーザープリンタのゼロックス<XRX>が大幅高。オルタナティブ投資ファンドのスターティーポが同社株5%を取得し、経営陣および取締役会との協議を進める方針を示したことが材料視された。

パパ・ジョンズ<PZZA> 34.73(+2.01 +6.14%)
フィグマ<FIG> 22.92(+2.68 +13.24%)
デクスコム<DXCM> 61.63(+3.81 +6.59%)
バイキング<VIK> 83.70(-3.02 -3.48%)
マグナム・アイス<MICC> 16.66(+1.64 +10.92%)
ジェミニ・スペース<GEMI> 5.58(+0.32 +6.08%)
グローバント<GLOB> 38.91(+4.83 +14.17%)
ゼロックス<XRX> 2.58(+0.15 +6.17%)

アップル<AAPL> 300.23(+2.02 +0.68%)
マイクロソフト<MSFT> 421.92(+12.49 +3.05%)
アマゾン<AMZN> 264.14(-3.08 -1.15%)
アルファベットC<GOOG> 393.32(-3.85 -0.97%)
アルファベットA<GOOGL> 396.78(-4.29 -1.07%)
テスラ<TSLA> 422.24(-21.06 -4.75%)
メタ<META> 614.23(-4.20 -0.68%)
エヌビディア<NVDA> 225.32(-10.42 -4.42%)
AMD<AMD> 424.10(-25.60 -5.69%)
イーライリリー<LLY> 1004.92(-0.05 0.00%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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