ユーロドルは下げ一服も上値重い ECBと市場で見解の相違 皮肉な状況=NY為替
きょうのユーロドルは下げを一服させているものの上値は重く、1.06ドル台での推移が続いている。ECBは前日の理事会で0.25%ポイントの利上げを実施し、中銀預金金利を4.00%に引き上げた。ただ、ユーロは逆にネガティブな反応を見せている。ECBは成長見通しを23年から25年まで全て下方修正したことで、ECBは景気に軸足を移し始めたのではとの雰囲気が市場に広まった。
ECB理事会を受けて市場では、来年の利下げ観測が広まっており、短期金融市場では来年に計0.75%ポイントの利上げを織り込む動きが出ている。一部には1.00%ポイントとの声も出ているようだ。
ただ、ラガルドECB総裁は「理事会で利下げの検討はされていない」と強調しており、再び市場とECBの見解の違いが浮き彫りになっている。市場では、ECBの利上げの影響でユーロ圏経済は今年もこの先も低迷が続くとの見方が広がっており、ECBの利上げが逆に将来の利下げ見通しに繋がるという皮肉な状況になっている。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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