ドル円堅調、円安基調続く、豪中銀は据え置き=東京為替概況
ドル円堅調、円安基調続く、豪中銀は据え置き=東京為替概況
昨日の市場でドル高が優勢となり142円68円を付けたドル円。その後142円ちょうど前後まで調整が入り、NY午後でじりじりとドル買い円売りとなって142円30銭前後で東京朝を迎えた。
東京市場では円売りが優勢。主要金融関係閣僚が相次いでYCC修正について金融緩和の持続性を高めるものという認識を示したことや、日経平均の堅調な動きを受けたリスク選好の動きなどが支えとなり、午前中に前日高値を超える142円79銭を付けた。
その後142円50銭台までの調整が入ったが、流れはまだドル高円安。日本国債10年の入札で最高落札利回りが0.603%と2014年6月以来の高水準となったが円買いは目立たず、午後に入って日経平均がさらに上昇する中で142円84銭を付けている。
昨日157円230銭台を付けた後、円安の調整と対ドルでのユーロ売りなどに156円40銭台を付けたユーロ円は、リスク選好の動きもあって円売りが進み156円98銭を付けている、ユーロドルはやや上値が重く、昼前に1.0980前後を付ける動き。その後は買い戻しも1.10に届かず。
豪中銀は13時半の政策金利発表で大方の予想通り金利を据え置いた。もともと利上げ期待が強かったところに、直近の物価統計の鈍い伸びなどから据え置きを織り込む動きとなっていた。一部で利上げ期待が残っていたことから豪ドル売りとなった。豪ドル円は95円台半ばから一時95円08銭を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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