クリスマスイブで静かな相場展開、ドル円155円台後半に落ち着く=ロンドン為替概況
クリスマスイブで静かな相場展開、ドル円155円台後半に落ち着く=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、クリスマスイブで静かな相場展開となっている。ドイツなどの主要市場が休場となっており、取引参加者は少ない。手掛かりとなるような英欧経済統計発表や金融当局者発言もみられていない。ドル円は東京市場で156円台前半から155円台半ば近くへと下落したあとは、一時156円台を回復。しかし、ロンドンタイムに入ると上値を抑えられ、155円台後半での揉み合いに終始している。クロス円も同様に下げ一服。ユーロ円は183円台後半、ポンド円は210円台半ばから後半で落ち着いた取引。ユーロドルは1.18挟みの水準で、ポンドドルは1.35台前半での揉み合いとなっている。ドル指数は連日の低下となっているが、東京午前のドル円下落の影響が残ったことを反映している。
ドル円は155円台後半での取引。東京朝方の156.28付近を高値に売られ、東京昼前には155.56付近に安値を広げた。介入警戒感が引き続き円高の動きを誘った。しかし、午後以降は下げ一服。一時156円台を回復もその後は上値を抑えられている。ロンドン時間には155円台後半での揉み合いに落ち着いている。クリスマスイブでドイツ市場などが休場となっており、取引参加者は少ない。
ユーロドルは1.18付近での取引。本日これまでのレンジは1.1780-1.1808までと限定的。前日NY終値を挟んだ取引に終始している。ユーロ円は東京朝方の184.28付近を高値に上値重く推移。ロンドン序盤にかけては安値を183.57付近まで広げた。その後は、183円台後半で下げ渋っている。対ポンドでは方向感なく揉み合っている。この日は英欧経済統計発表や要人発言はなく模様眺めとなっている。
ポンドドルは1.35台前半での取引。東京市場からのレンジは1.3503から1.3534までにとどまっており、前日NY終値を挟んだ揉み合いに終始している。ポンド円は東京朝方に211.20付近を高値に売られ、ロンドン序盤にかけて210.41付近に安値を広げた。その後は下げ一服となり210円台後半で推移している。ユーロポンドは0.8720から0.8732までのレンジで揉み合っており、動意薄となっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。