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クリスマス明け相場も薄商い、揉み合い商状続く、ドル円は156円台前半=ロンドン為替概況 

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クリスマス明け相場も薄商い、揉み合い商状続く、ドル円は156円台前半=ロンドン為替概況 

 ロンドン市場では、揉み合い商状が続いている。欧州やロンドン勢はクリスマス明けとなっているが、まだ参加者は少ないようだ。レンジ志向の取引に終始している。ドル円は東京朝方の日銀主な意見がタカ派寄りの内容だったことで円高方向に振れている。ロンドン序盤には156.05付近と小幅に安値を広げたが、大台は維持されている。クロス円も円高の動きは続かず。ユーロ円は184円を挟んだ振幅。ポンド円は210円台半ばへと下押しされたあとは、211円付近へ下げ渋っている。ユーロドルは1.17台後半、ポンドドルは1.35を挟んだ取引に終始しており、目立った方向感はみられていない。ウクライナ和平協議が進展しているが、肝心の領土問題についてはまだ未解決のままだ。また、金や銀などの貴金属相場が高騰した後に反落と激しく振幅しており、豪ドルが神経質な上下動となっている。

 ドル円は156円台前半での取引。東京朝方の156.58付近を高値に一時156.06付近まで下落した。日銀主な意見がタカ派寄りと見られたことが円買いを誘った。しかし、156円台へとすぐに買い戻された。東京午後からロンドン序盤にかけては再び下押しされ、安値を156.05付近に小幅広げた。しかし、156円台割れには至らず156円台前半での揉み合いに落ち着いている。

 ユーロドルは1.17台後半での取引。先週NY終値1.1772を挟んだ振幅が続いている。ロンドン朝方の1.1754付近を安値に、その後の1.1789付近を高値とするレンジ相場となっている。ユーロ円も神経質に振幅している。東京朝方の184.44付近を高値に、ロンドン朝方の183.74付近を安値とするレンジとなっており、先週末比やや円高方向に振れている。対ポンドでも先週末終値を挟んで売買が交錯している。この日は目立った欧州経済統計や要人発言は報じられていない。

 ポンドドルは1.35付近での取引。東京午前の1.3512付近を高値に、ロンドン序盤の1.3474付近を安値に上下動を繰り返している。原油相場や貴金属相場の上下動に反応する面も指摘されるが、全般に方向性には欠けている。ポンド円は東京朝方の211.43付近を高値に、ロンドン朝方には210.44付近まで安値を広げた。しかし、その後は211円を挟んだ水準に買い戻されている。ユーロポンドは0.8710-40レベルでの上下動。この日は目立った英経済統計発表は無かった。ポンド相場は、原油相場が下に往って来いとなる動きに反応した面も指摘される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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