東京株式(前引け)=続落、米株安などに追随も朝安後は下げ渋る
30日前引けの日経平均株価は前営業日比61円57銭安の5万0465円35銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は7億1499万株、売買代金概算は1兆6336億円。値上がり銘柄数は518、対して値下がり銘柄数は1020、変わらずは65銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも下落したことを受けリスク回避ムードとなった。大型株から小型株まで押しなべて売りに押されるものが目立っている。日経平均は一時300円以上下げる場面があったが、その後は半導体関連の一角に買い戻しが入るなどで下げ渋る形となった。取引時間中に外国為替市場でドル高・円安方向に切り返す動きとなったことで、これが輸出セクターを中心に下支え効果をもたらしている。国内の長期金利も落ち着いた動きとなっており、不安心理が後退した面もあったようだ。個別株の騰落では値下がり銘柄数が1000を超え、全体の6割以上を占めた。
個別では売買代金首位となっているキオクシアホールディングス<285A.T>が軟調、ソフトバンクグループ<9984>も売りに押された。住友金属鉱山<5713>が安く、任天堂<7974>も冴えない。GMOインターネット<4784>が急落、東邦亜鉛<5707>も大幅反落となった。半面、売買代金上位のレーザーテック<6920>がしっかり。ディスコ<6146>が上昇したほか、三井海洋開発<6269>も高い。ファーストリテイリング<9983>も頑強な値動き。株価低位のアドバンスクリエイト<8798>が2日連続のストップ高、ブイキューブ<3681>も値を飛ばした。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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