日銀主な意見 物価への影響踏まえ次回会合待つリスク大きい
日銀主な意見(12月18日-19日開催分)物価への影響踏まえ次回会合待つリスク大きい
物価基調は2%に向けて着実に上昇し続けると考える
企業の価格設定行動の積極化や為替の影響もあり物価の上昇は粘着的
人口動態・気候変動を背景に輸入物価の上昇ショックが断続的に発生している可能性
経済物価の中心的な見通しが実現する確度は高まっている
米関税の影響は異例のリスクとまでは言えなくなった
国内物価は食料品インフレが収束しいったんは2%を切る見通し
このままの金融環境では物価上昇圧力が持続するため次回会合を待つリスクは大きい
今後も適切なタイミングでの金融緩和度合いの調整が必要
日本の実質政策金利は群を抜いて世界最低水準
0.75%に金利を引き上げた後も実質金利は大幅なマイナス、緩和の範囲内の調整
ビハインドザカーブになることを回避すべく着実な利上げが望ましい
経済物価金融情勢を丁寧に点検しながら、毎会合適切に判断していくことが望ましい
これまでの利上げに伴う経済物価への影響はほとんどなく、中立的金利水準までかなりの距離がある
中立金利の水準を事前に特定することは難しく、かなりの幅をもってみる必要がある
執筆者 : MINKABU PRESS
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