連日のドル売りもロンドン時間にはやや調整入る、米消費者物価指数控えて=ロンドン為替概況
連日のドル売りもロンドン時間にはやや調整入る、米消費者物価指数控えて=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ややドルに買戻しが入っている。ドル円は東京市場で140円台割れから139円台前半へと下落。その後の戻りは限定的で、ロンドン朝方には139.31近辺まで安値を広げた。ロンドン時間に入ると売り一服となり139.75付近まで買い戻され、その後は揉み合いとなっている。米消費者物価指数の発表を控えて、下落は一服している。ユーロドルは前日からの上昇の流れを受けて東京午後に1.1037近辺まで買われた。その後はロンドン時間にかけて上値を抑えられ、1.1010台での取引に落ち着いている。ポンドドルは軟調。東京市場で1.2969近辺に高値を伸ばすも、その後は調整売りに押されて1.2910台へと安値を更新している。対ユーロでの売り戻しが入っている。ユーロ円が153円台後半で揉み合う一方で、ポンド円は180円台後半から前半へと軟化している。欧州株は米インフレ鈍化期待で堅調に推移。米債利回りは低下一服。日本時間午後9時30分の米消費者物価指数の結果待ちとなっている。
ドル円は139円台半ばでの取引。東京朝方につけた140.39近辺を高値に140円台割れから139円台前半へと軟化。連日の下落となっている。ロンドン朝方には139.31近辺まで安値を広げたが、その後は139.75近辺まで反発する場面があった。米消費者物価指数の発表を控えて、ドル売り一服となっている。
ユーロドルは1.10台前半での取引。前日海外市場からの上昇を受けて東京午後には高値を1.1037近辺に伸ばした。その後はロンドン時間にかけて買い一服となり1.1020付近での揉み合いが続いている。ユーロ円は東京市場で154.50付近から153円台後半へと下落。いったん154円台回復も上値重く推移。ロンドン朝方には安値を153.65近辺に広げた。ロンドン時間には再び154円台乗せも買い余力は乏しく153円台後半で推移している。ただ、対ポンドでの買いが入っており、下げは限定的。
ポンドドルは1.29台前半での取引。東京市場で1.2969近辺まで高値を伸ばしたが、ロンドン時間には反落している。足元では安値を1.2910台へと広げてきている。ポンド円は軟調。東京市場で181円台割れとなったあとは181円付近が上値抵抗となって軟化。ロンドン時間には180円台後半から前半へと一段と下げている。ユーロポンドは0.8510付近での揉み合いを上放れると高値を0.8530付近に伸ばしている。全般にポンド高調整で売りが優勢になっている。ベイリー英中銀総裁は銀行ストレステスト関連の会見のなかで、英労働市場がやや冷やされる兆候が見られるなどと述べたが、発言自体に対する反応は見立たなかった。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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