ドル円は再び買い加速 143.75円付近まで上げ幅拡大=NY為替
きょうのドル円はNY時間に入って再び買いを加速させており、143.75円付近まで上げ幅を拡大している。一時142円台に値を落としていたが、142円台半ばの水準が強固にサポートされたことで、投機筋を中心に再び買いを強めている模様。しかし、市場ではここに来て景気後退への懸念が広がっており、米国債利回りも低下している。
今週はパウエルFRB議長の議会証言や英中銀の予想外の大幅利上げがあったが、従来よりもタカ派なシグナルが出されたと受け止められている。先週のFOMCの金利見通しでは年内あと2回の利上げが示唆されていたが、市場はあと1回と見ていた。しかし、今週のパウエル議長の議会証言を経て、あと2回の利上げ観測も出ている状況。インフレとの闘いがまだ終わっていない兆候を強めたことで、世界中の投資家が安全資産にシフトしているようだ。
一部からは「FRBの追加利上げは米経済を緩やかな景気後退に導く。基本シナリオは景気後退で、それは年末に始まると考えている。すでに成長鈍化の兆しが見え始めており、先を見ている市場はそれを反映させ始めると思う」との声も聞かれた。
日銀の緩和姿勢に変化はないとの見方から、各国中銀との金融格差を材料にドル円は上値追いの動きを続けている模様。ただ、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは73と買われ過ぎの水準である70を上回っている。さすがに過熱感は否めない状況ではある。
USD/JPY 143.74 EUR/JPY 156.40
GBP/JPY 182.63 AUD/JPY 95.95
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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