英CPIは予想上回るも逆にポンド安の反応 景気への影響を懸念=NY為替
きょうのポンドドルはNY時間にかけて下げ渋る動きが出ており、1.27ドル台に戻している。ただ、ロンドン時間には一時1.26ドル台まで下落する場面が見られた。ポンドドルは次第に上値が重くなって来ている印象だが、この日発表の英消費者物価指数(CPI)は予想を上回り、英中銀の利上げ期待を強化する内容となった。
英CPIを受けて短期金融市場では、年内に英中銀が6.00%まで金利を引き上げるとの見方をかなりの確率で織り込んでいる。英中銀金融政策委員会(MPC)は明日を含めて年内はあと5回だが、現行の4.50%から6.00%に到達するにはどこかで0.50%ポイントの大幅利上げを実施しなければならない計算となる。
ただ、ポンドの反応は逆。発表直後こそ買いの反応を見せたものの、直ぐに売りに押されている。英インフレ上昇と英中銀の利上げが経済に打撃を与えかねないとの解釈が出ているようだ。追加利上げの可能性は経済活動を阻害し、最終的には景気後退を引き起こし、ポンド安をもたらすという。
明日のMPCに関しては0.25%ポイントの利上げが依然として有力視されているが、大幅利上げのリスクは小さいものの、可能性はないとは言えないとの指摘も出ている。
英消費者物価指数(5月)21日15:00
結果 0.7%
予想 0.4% 前回 1.2%(前月比)
結果 8.7%
予想 8.4% 前回 8.7%(前年比)
結果 7.1%
予想 6.7% 前回 6.8%(コア・前年比)
GBP/USD 1.2733 GBP/JPY 180.87 EUR/GBP 0.8602
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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