ユーロ円は上げが続く ドイツ経済復活の兆しもECBの利上げ期待を高める=NY為替
NY時間の午後に入ってユーロ円は146円台半ばでの推移となっている。一時146円台後半まで上昇し、年初来高値を更新した。ユーロ円は5日続伸しているが、為替市場でドル売りが優勢となる中でユーロの見直し買いが活発化しており、それに円安も加わって、ユーロ円を押し上げている。
ユーロの見直し買いの背景には、FRBとは異なり、ECBの利上げ期待が根強いことがその一因と考えられる。5月理事会での利上げは確実視されており、問題は0.25%なのか0.50%ポイントなのかに移っている。
また、ここに来てドイツ経済が復活の兆しを見せ始めていることも、ECBの利上げ期待を高めているものと思われる。きょうは独連銀のナーゲル総裁のインタビューが伝わっていたが、ドイツのエネルギー不安は終わり、ドイツ経済はパンデミックとウクライナ侵攻という2つのショックから回復する固有の力強さを持っていると述べていた。
IMFはきのう、今年のドイツGDPは0.1%のマイナス成長に陥り、主要国の中で英国に次いで2番目に悪い状態が予想されるとの見通しを公表していた。しかし市場では、ここ数日発表になっているドイツの経済指標を引用し、マイナス成長は回避できる可能性があるとの指摘が出ている。ナーゲル総裁も今年の景気後退はないと語っていた。「ドイツ経済はここ数週間で、数カ月間の多くのことを証明した。つまり、ドイツ製造業の適応能力はかなり高く、エネルギー危機は多かれ少なかれ解決された。過去には心配な状況もあったが、いまはそれも終わり、見通しは良好だ」と述べている。
なお、ドイツGDPは第4四半期に0.4%のマイナス成長となり、第1四半期も縮小し、テクニカル的なリセッション(景気後退)に陥ると予想されている。
EUR/JPY 146.51 USD/JPY 132.57 EUR/USD 1.1052
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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