ドル買い優勢、原油高に反応、中東紛争の長期化を警戒=ロンドン為替概況
ドル買い優勢、原油高に反応、中東紛争の長期化を警戒=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル買いが優勢。NY原油先物が再び97ドル台へと上昇している。米国・イスラエルとイランとの報復攻撃が継続するなかで、双方から提示された停戦条件について歩み寄りの兆候はまだ見られていない。市場では中東紛争の長期化が警戒されている。欧州株、米株先物・時間外取引はいずれも軟調に推移。主要国の長期債利回りは上昇。有事発生以降の最初のインフレデータとして注目されたスペインの3月CPIは前月比+1.0%(前回+0.4%)、前年比+3.3%(前回+2.3%)と、予想をやや下回ったものの水準自体は大きく跳ね上がった。原油高を背景としたコストプッシュ型インフレの現実をあらためて突きつける内容となった。ドル円は一時159.98レベルと160円に迫ったが、その後は159円台後半にとどまっている。ユーロドルは1.15台半ば付近から前半へと軟化、ポンドドルも1.33台半ば付近から1.33ちょうど付近へと下押しされている。いずれも前日NY終値よりもドル高で推移している。
ドル円は159円台後半での取引。東京午前は159.46付近まで軟化した。片山財務相が語調を強めて円安けん制を行ったことに反応していた。しかし、原油相場が上昇し始めると上昇に転じた。ロンドン序盤にかけては159.98レベルと160円の大台に迫った。しかし、オプション関連の売り注文が厚く、159円台後半で売買が交錯している。NY原油先物はロンドン時間に高値を97ドル台へと伸ばしている。中東紛争の長期化が警戒されている。
ユーロドルは1.15台前半での取引。東京午後に1.1546付近に高値を伸ばしたあとは、流れが反転している。ロンドン時間にはNY原油の上昇とともに有事のドル買い圧力が優勢となり、安値を1.1510付近へと広げてきている。ユーロ円は183円台後半から184円台前半での振幅。東京午前の183.87付近を安値にロンドン序盤には184.34付近に高値を伸ばした。その後は184円付近へと反落している。対ポンドではユーロ買いが優勢。3月スペインCPIが前月比、前年比ともに2月から跳ね上がっており、コストプッシュ型インフレの兆候が見られた。
ポンドドルは1.33付近での取引。東京午後に1.3347付近までじり高となったあと、ロンドン時間には売りに押されている。足元では1.3300付近へと安値を広げてきている。ポンド円は東京午前の212.60付近を安値に、ロンドン序盤にかけては213.10付近まで上昇。その後は212円台後半へと押し戻されている。ユーロポンドは0.8646から0.8659までの狭いレンジでややユーロ買いが優勢。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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