ドル高圏で揉み合い、中東情勢にらんで原油高・株安・債券安と警戒感広がる=ロンドン為替概況
ドル高圏で揉み合い、中東情勢にらんで原油高・株安・債券安と警戒感広がる=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドルが小幅に上昇。金融市場全体では、原油高・株安・債券安など中東情勢をめぐる不透明感が支配的になっている。一方、為替市場ではドル買いが先行したものの、持続性に欠けており、主要通貨ペアは前日NY終値付近に吸い寄せられている。方向感が欠如している背景には、本日のNYカットオプションで現行水準付近にユーロドルやポンドドルの大規模設定があることが意識されている。いわゆるマグネット効果によって値動きが抑制されやすい状況。また、市場筋によると四半期末を控えて積極的な売買を手控える面も指摘されている。ドル円は159円台前半から半ば、ユーロドルは1.15台半ばから後半、ポンドドルは1.33台で売買が交錯している。クロス円も方向感に欠けている。ユーロ円は184円台前半、ポンド円は213円を挟んだ振幅。中東情勢の新たな情報待ちとなっている。
ドル円は159円台半ばでの取引。この日は前日NY終値159.47を挟んだ振幅が続いている。ロンドン朝方の159.29付近を安値に、ロンドン午前には159.55付近まで買われるレンジ取引。中東情勢をにらんでこの日は原油高が進行、株安とともに債券安となっている。全般にリスク警戒ムードが強い。しかし、為替相場は狭いレンジでの取引に終始している。
ユーロドルは1.15台後半での取引。東京午後の1.1572付近を高値にロンドン序盤には1.1548付近まで軟化した。しかし売りは続かず、前日NY終値1.1559を挟んだ取引が続いている。ユーロ円は東京午後の184.48付近を高値に、ロンドン序盤の184.17付近を安値とするレンジ取引。対ポンドではややユーロ買いも目立った材料は見当たらず。市場筋によると1.1500から1.1600にかけて散発的にNYカットオプションが観測されており、値動きを抑制しているとの見方があった。
ポンドドルは1.33台半ばでの取引。東京早朝の1.3371付近を高値にロンドン序盤には1.3337付近まで軟化も、足元では下げ一服。ポンド円は東京早朝の213.17付近を高値に、ロンドン序盤には212.70付近まで下落。足元では213円付近に下げ渋っている。ユーロポンドは0.8648から0.8662までのレンジでじり高。ややポンドが売られている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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