ドル高基調強まり、ドル円は12月20日以来の高値圏=東京為替概況
ドル高基調強まり、ドル円は12月20日以来の高値圏=東京為替概況
昨日海外市場での米生産者物価指数(PPI)の市場予想を超える伸びや、タカ派で知られるメスター・クリーブランド連銀総裁やブラード・セントルイス連銀総裁による大幅利上げに前向きな発言を受けたドル高基調が東京市場でも継続。米10年債利回りが午前中に3.9%に迫るなど、上昇傾向が見られたこともドル高を支えた。
ドル円は1月6日につけた直近高値134円77銭を超え、一時134円81銭まで上昇。昨年12月20日日銀金融政策決定会合でYCCの修正が入り、円買いが一気に進んだ時以来の高値圏を付けている。その後、135円手前の売りに上値を抑えられるも、押し目がほとんどなく、高値圏での推移となった。
ユーロドルでもドル高傾向が見らr多。昨日米PPIの好結果に1.0650台を付けたユーロドルは、その後いったん調整が入るも1.07台を回復しきれず、少し売りが出て東京市場を迎えると、東京市場でもユーロ売りドル買いが継続。午後に入って1.0650を割り込むと売りが強まり1.0633を付けた。昨日1.20台後半から米PPI後に1.1960台までポンド売りドル買いが進んだものの、1.20台前半を回復したポンドドルでもドル高が強まり、東京午前は1.20ちょうど手前が重い展開。その後もポンド売りが入ると、午後に1.1942を付けている。
ドル主導の展開となっているがユーロ円は午前中にドル円の上昇を好感して143円40銭台まで上昇。その後も高値圏推移となったが、午後は少し調整が入っている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。