英経済、今年はリセッションも来年はプラス成長の見込み=NY為替
きょうのポンドドルはロンドン時間に1.21ドル台を回復していたものの、維持できずに1.20ドル台に伸び悩んでいる。1.19ドル台半ばに200日線が来ており、その水準は強いサポートとなっているものの、試しそうな雰囲気は残っている。
市場では、昨年第4四半期の英GDPは横ばいが見込まれ、12月の月次GDPは建設、製造業、サービス業といた広範囲に渡る弱さから、前月比0.4%の大幅なマイナス成長が見込まれている。昨年通年のGDPはプラス4.1%程度と予想されているが、英国は今年のテクニカル的なリセッション(景気後退)に向け、上半期は活動が低下すると予想されている。
今年の英GDPは通年で0.5%のマイナス成長が見込まれているものの、来年は0.8%のプラス成長に復帰し、来年の第4四半期にはパンデミック前のピークを超えると予想されている。今年の英経済はマイナス成長になることが確実視されているが、景気後退はより短く、より浅い、マイルドなもが見込まれている。
GBP/USD 1.2081 GBP/JPY 158.66 EUR/GBP 0.8881
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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