英住宅価格は4カ月連続で下落 不況が進行への懸念強まる=NY為替
きょうのポンドドルは買い戻しの動きが見られ、一時1.21ドル台まで買い戻される場面が見られた。ただ、ポンドに関しては来年は軟調との見方は根強く、上値の重い状況は続いている。対ユーロや円では下げが続いている状況。
この日は12月の英ネーションワイド住宅価格指数が発表になっていたが、英住宅価格は4カ月連続で下落し、より深刻な不況が進行しているのではないかという懸念が強まっている。4カ月連続での下落は金融危機が終わった2008年以来。
住宅ローン金利の高騰と過去最大の生活危機が実質賃金が低下している多くの購入者の値ごろ感を圧迫している。住宅ローン金利は2008年の水準に上昇。
発表元のネーションワイドは「経済の逆風が強まり、実質所得がさらに減少し、経済縮小に伴い労働市場が弱くなることが広く予想される中、市場が短期間で勢いを取り戻すのは難しい」と説明した。
英ネーションワイド住宅価格指数(12月)16:00
結果 -0.1%
予想 N/A 前回 -1.4%(前月比)
結果 2.8%
予想 N/A 前回 4.4%(前年比)
GBP/USD 1.2087 GBP/JPY 158.32 EUR/GBP 0.8858
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。