ポンドや英国債、その他の英資産は魅力的なしとの指摘=NY為替
きょうのNY為替市場はドル買いの動きが優勢となる中、ポンドドルは1.20ドル台前半まで下落している。きょうの下げで1.2080ドル付近に来ている200日線を下回る動きが見られており、明日以降の動きが警戒される。
一部からは、ポンドや英国債、その他の英資産は魅力的なしとの指摘も出ている。高水準の政府債務、厳しい経済見通し、そのほか、EU離脱の影響を考慮すると、ポンドや英国債などの英資産はあまり魅力的ではないという。
高水準の政府債務を減らすには、緊縮財政や経済成長による歳入増などの様々な対策があるが、英国は社会保障制度や医療制度に問題を抱えており、緊縮財政は痛みを伴う上、成長の見通しも弱くなる。また、EU離脱が間違っていたという印象もすぐには変わりそうもないとも指摘している。
GBP/USD 1.2041 GBP/JPY 159.34 EUR/GBP 0.8797
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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