マクロ環境の変化により、ドルは2023年にピークを迎えるとも指摘=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル買いは一服しているものの、戻り売りの動きは見られず、本日高値圏での推移が続いている。市場からは、マクロ環境の変化により、ドルは来年にピークを迎えるとの指摘も出ている。
世界の景気回復にばらつきがあり、ウクライナ紛争によって欧州は景気後退の瀬戸際に立たされている。そのため経済活動に対する物理的制約が長引く可能性があり、米国と欧州の経済の相対的回復力とリスク回避がドルを強く押し上げている状況。
そのような中で来年は、FRBが金融政策をシフトし、中国が抑制策を緩め、欧州は物理的制約を克服することが予想される。そのことから来年の為替市場はより差別化された戦術的環境になり、最終的にドルはピークに達すると予想されるという。
USD/JPY 142.09 EUR/USD 1.0233 GBP/USD 1.1796
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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