ポンド急落を引き金にドル高に、ポンドドルは最安値更新=東京為替前場概況
東京午前ではポンド安をきっかけに対主要通貨でのドル高が強まった。英政府はエネルギー高の抑制策のほか、大規模な減税を発表しており、財政不安が高まっている。ポンド安・株安・英債安のトリプル安加速が警戒されるなかで、ポンド・ドルは1.0350ドルまで下落し、過去最安値を更新した。ただ、東京正午にかけてユーロやオセアニア通貨は対ドルで下げ幅の大部分を取り戻している。
対主要通貨のドル高を受けてドル円は144.08円付近まで上昇。政府・日銀の介入後は戻りが続いている。ユーロ円は137.40円付近まで下落後、138円後半まで切り返し、東京時間外の下げ幅をほぼ帳消しにした。豪ドル円は下げを解消した後、93.96円付近まで強含み。148.64円付近まで急落したポンド円は152円台まで切り返したが、他のクロス円のような戻りは見られず。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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