ポンドは引き続き上値が重い、資源高で豪ドルは堅調=東京為替前場概況
東京外為市場、ポンドは引き続き、上値が重い。英国と欧州連合(EU)の通商協議は合意なしの可能性が高まっていると各メディアで報じられており、警戒感は一段と強まっている。朝方には、ジョンソン英首相が合意できない公算大との考えを示したとの報道も伝えられている。
豪ドルが堅調に推移しており、豪ドル/ドルは0.7565ドル付近まで、豪ドル円は78.66円付近まで上昇。WTI(NY原油)が時間外取引で上昇しているほか、中国の大連商品取引所で鉄鉱石価格が急騰しており、資源国通貨の豪ドルが選好されている。
序盤は日経平均株価の下げ幅拡大を背景にドル円、クロス円ともに円高傾向となったが、中盤に差し掛かるとその動きは一服。日経平均の下げ止まりを受けて、ユーロ円やNZドル円、カナダ円などクロス円では下げ渋る動きがみられている。
日経平均株価は続落。前引けでは前営業日比143.50円安の2万6612.74円となった。
午前11時35分現在では、ドル円は1ドル=103.99円、ユーロドルは1ユーロ=1.2153ドル、ユーロ円は1ユーロ=126.37円、ポンド円は1ポンド=138.42円、豪ドル円は1豪ドル=78.62円、NZドル円は1NZドル=73.87円、スイス円は1スイスフラン=117.40円、カナダ円は1カナダドル=81.69円付近で推移している。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。