ドル円に買い戻し WHOの表明でひとまず安心感=NY為替概況

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 きょうのNY為替市場でドル円は買い戻しが優勢となり、109.20円近辺まで一時上昇した。中国での新型コロナウイルスの世界経済への影響が警戒される中、きょうは世界保健機構(WHO)テドロス事務局長が、中国には新型コロナウイルスの感染を管理抑制できる能力があると確信していると表明したことでひとまず安心感に繋がった模様。

 そのような中、この日発表になった米消費者信頼感指数が強い内容となり、米消費者のセンチメントの力強さを示したことをきっかけに、米株や米国債利回りの上げと伴にドル円も買い戻しが優勢となった。しかし、感染の死者は106名に拡大しており、中国政府の対応に不透明感も根強い中、動向を見極めたい雰囲気も強い。

 ドル円は週明けに下に窓を開けて始まったが、109.25円付近が窓埋めの水準にあたり、目先の上値メドとして意識される。その上には21日線が来ている。

 ユーロドルは終盤になって下げ渋ったものの、きょうも下値模索が続いており、心理的節目の1.10ドルを割り込む場面も見られた。しかし、1.10ドル割れでの下値抵抗も強い。今年に入ってユーロドルは下落トレンドを続けているが、さすがに下げ過ぎ感も強まってきており、過熱感を示すRSIは売られ過ぎの30に接近している。1.10ドル割れの下値抵抗が強くても致し方ないところではある。

 きょうもポンドは売りが優勢となり、ポンドドルは一時1.30ドルを割り込んだ。対ユーロでも下落。30日に英中銀は政策委員会(MPC)を開催するが、見方は分かれているものの、利下げ期待が根強くあるいこともポンドを圧迫しているのかもしれない。しかし、市場では先週の英経済指標が改善を示したこともあり、今回は政策変更を見送るとの見方も一方では有力視されている。そのほか、一部からは、3月中旬に予算が公表されるが、英離脱後の回復が実際に期待できるかどうか、そして、政府の財政支出が実際にどの程度なのか見極めるために、英中銀は今回は様子見との声も聞かれる。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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執筆者 : MINKABU PRESS

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