【これからの見通し】前日のドル安地合いを受けた水準で推移、米小売売上高などで動きだすか
【これからの見通し】前日のドル安地合いを受けた水準で推移、米小売売上高などで動きだすか
東京市場は前日のドル安地合いを受けた水準で推移している。ドル円は162円台前半での揉み合い。ユーロドルは1.14台後半で小動き。総じて値幅は小さく、前日NY終値から離れずの水準となっている。
材料は多い。株式市場は大幅安となっている。半導体株の調整が強まり、韓国総合指数は一時7%超安、日経平均は一時2000円超安と売り込まれた。半導体企業の業績は好調なのだが、短期的な熱狂に調整が入る格好となっている。
ただ、冒頭に示したようにドル円は反応薄。特段のリスク回避の円買いは強まっていない。クロス円も揉み合い商状が続いており、ユーロ円は185円台後半、ポンド円は219円台前半での取引が中心となっている。
現時点での米株先物や欧州株先物は時間外取引で目立った売り圧力はみられていない。やや買い優勢で推移している。株式市場をめぐるリスク動向については、この後の海外市場は落ち着いたものとなりそうだ。
米ファンダメンタルズ面に目を向けると、今週発表された米CPIと米PPIはいずれも予想を下回る伸びとなった。これがドル安地合いの背景として最も強く指摘される点だ。本日も小売売上高(6月)、新規失業保険申請件数(07/05 - 07/11)、フィラデルフィア連銀景況指数(7月)、NAHB住宅市場指数(7月)、企業在庫(5月)、中古住宅販売成約指数(6月)など一連の米経済指標が発表される。ドル安の流れが定着するのかどうかを確認したいところだ。注目度の高い米小売売上高の予想は前月比-0.1%(前回+0.8%)、輸送機器を除く前月比は+0.4%(前回+0.5%)と、いずれも弱含む見込みになっている。
発言イベント関連では、NY市場後半にローガン・ダラス連銀総裁、シュミッド・カンザスシティ連銀総裁などのイベント出席が予定されている。今週のウォーシュFRB議長議会証言ではインフレ警戒が示されていたが、本日の両氏の見解はどうか。目先のインフレ鈍化、今後の根強いインフレ圧力どちらが強調されるのかを確認したい。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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