ドル売り優勢、米CPI発表控えて調整 ドル円162円台前半=ロンドン為替概況
ドル売り優勢、米CPI発表控えて調整 ドル円162円台前半=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ドル売りが優勢。前日はトランプ米大統領が、イランに対する攻撃を示唆、ホルムズ海峡を通過する船舶に対して通行料20%を徴収すると主張したことを受けて、原油高・株安などとともに有事のドル買いが再燃した。しかし、本日は日本時間午後9時30分の米CPI発表を控えて、ドル高に調整が入っている。ドル円は162円台半ばから前半へと軟化。ユーロドルは1.13台後半から一時1.14台乗せ、ポンドドルは1.33台前半から後半へと水準を上げている。ドル円にとっては東京午前に、片山財務相と上野厚労相の双方がGPIFの資産構成割合の修正や見直しに前向きな姿勢を示したこともあって、円買い圧力もみられた。ただ、クロス円は円高の動きは限定的。ユーロ円は185円を挟んだ取引が続き、ポンド円はロンドン時間に入ると217円台前半へと水準を上げている。このあとのNY市場では米CPIとともにウォーシュ米FRB議長の議会証言も注目されている。また、一連の米金融機関決算を受けた米株式動向にも関心が集まっている。
ドル円は162円台前半での取引。東京早朝の162.48付近を高値に、上値重く推移している。ロンドン序盤には一時162.06付近まで下押しされる場面があった。ただ、その後は買戻しも入り、162円の大台割れは回避されている。このあとの米CPI発表が注目されるなかで、前日のドル高への調整や介入警戒などによる円売りの巻き戻しの動きが交錯している。
ユーロドルは1.13台後半での取引。東京午前の1.1378付近を安値に買われ、ロンドン序盤には1.1406付近に高値を伸ばした。その後は上昇一服となり1.14台割れ水準で米CPI待ちとなっている。ユーロ円は東京午前の184.78付近を安値に、ロンドン序盤の185.09付近を高値とするレンジで揉み合っている。
ポンドドルは1.33台後半での取引。東京午前の1.3342付近を安値に買われ、ロンドン時間には高値を1.3384付近に伸ばしている。ポンド円は東京午前の216.69付近を安値に217円手前までの水準で揉み合ったあと、ロンドン時間に入ると一時217.14付近に高値を伸ばしている。ユーロ対ポンドではポンド買いが優勢。ユーロポンドは0.8533から0.8518へと軟調に推移している。ベイリー英中銀総裁は議会証言で、ここ数日の米国とイランの戦闘再開が金融安定に与える影響を懸念していると指摘した。市場では英中銀が年内に2回の利上げを実施することを織り込んできている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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