円買い介入の効果は限定的との見方=NY為替
為替市場は前日のFOMC以降のドル高の流れが続いており、ドル円は161円台をうかがう展開を見せている。ドル円は、4月末から5月初旬にかけての日本の財務省による為替介入による下げを完全に戻しており、2024年7月以来の高値水準に上昇。
再び市場には介入警戒感が高まっているが、アナリストからは、日本の当局が為替介入を実施したとしても、その効果は限定的に留まる可能性が高いとの見方が出ている。
その理由として、足元のドル円の上昇は投機的な動きだけでなく、日米金利差や資金フローなどの経済ファンダメンタルズに支えられているためだと指摘。現在の円安は市場の歪みだけで生じているわけではなく、介入だけでトレンドを反転させるのは難しいという。
先物市場ではて円ショートが高水準に積み上がっているため、当局が過度な投機的動きを理由に介入へ踏み切る余地はあるとしている。ただし、介入規模が過去の実施例と同程度であれば、ドル円が155円を大きく下回る水準まで下落する可能性は低いと見ているとういう。
さらに、仮に介入によって一時的に円高が進んだとしても、海外投資家や日本の輸入企業によるドル買い需要が再び強まることで、その効果は早期に打ち消されるリスクがあるとも指摘した。
前日のFOMCで、ウォーシュ新体制のFRBがタカ派姿勢を強めたことから、日米金利差の拡大が意識されており、円買い介入だけで円安基調を転換させるのは容易ではないとの見方が広がっている。特に今回は、2024年の介入局面と比べてもドル高を支えるファンダメンタルズが強いとの指摘も増えているようだ。
USD/JPY 160.87 EUR/JPY 184.68
GBP/JPY 213.04 AUD/JPY 113.11
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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