【これからの見通し】中東情勢の回復に疑問符、原油高圧力の一方、株式は堅調 為替は様子見姿勢
【これからの見通し】中東情勢の回復に疑問符、原油高圧力の一方、株式は堅調 為替は様子見姿勢
週明けの相場は総じてまちまちだ。大枠としての中東の地政学リスクについては、暫定的な合意を模索する状況にある。しかし、トランプ米大統領はイラン側の提案に納得せず。イラン側も修正案を提示しているもよう。詳細についての報道に欠けるなかで、双方の限定的な衝突は続いている。
週明けのNY原油先物は90ドル付近へと上昇している。先週末にかけては軟調な流れが継続し、86ドル台まで安値を広げていた。やや有事リスクが意識されている。一方、株式市場ではAIブームが続いている。先週末の米株が最高値更新の動きをみせたあと、週明けの米株先物も時間外取引でプラス圏推移となっている。日経平均は初の6万7千円台乗せとなった。
そのなかで、為替市場は有事のドル高圧力を受けつつも、値動きは限定的だ。ドル円は159円台前半から159円台半ばをうかがう動き。ユーロドルは1.16台後半から1.16台前半へと一時軟化。ポンドドルは1.34台半ばから後半での振幅にとどまっている。ドル指数は小幅高となっているが、先週までのレンジ観からは離れていない。
この後の海外市場で発表される経済指標は、フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国などの製造業PMI確報値(5月)、ECB消費者インフレ期待(4月)、ユーロ圏マネーサプライM3(4月)、ユーロ圏雇用統計(4月)、インド鉱工業生産指数(4月)、米ISM製造業景気指数(5月)、米建設支出(4月)など。ISM製造業景気指数は53.0と前回4月の52.7から小幅の上昇が予想されている。
発言イベント関連では、ロジャーズ加中銀上級副総裁が下院公共会計常任委員会に出席する程度で、英米欧などの金融当局者の予定は特段組まれていない。ECB人事では、ECB副総裁にクロアチア中銀ブイチッチ総裁が就任、ビルロワドガロー仏中銀総裁が退任する。
この後の為替相場は、6月入りも新味には乏しく、中東情勢の新たなヘッドラインと原油動向をにらみながらの神経質な相場展開が続くこととなりそうだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。





