ドル円、162円台での推移が続く 状況に変化はない=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドル円は162円台での推移が続いている。162円台での膠着した展開が続いており、オプション市場で1カ月物のボラティリティも2022年2月以来の低水準に低下している。高市首相が国会答弁で、先日の片山財務相同様に、GPIFの国内投資に言及したことから、一時的に円高が強まる場面があったものの、直ぐに戻した。
為替市場は夏枯れ相場の様相を呈しているが、状況に変化はない。今週の米インフレ指標が、想定上のインフレ鈍化を示したことから、FRBの早期利上げ期待は後退。しかし、年内1回以上の利上げの可能性は織り込んでおり、FOMC委員からも追加利上げに賛同する姿勢が垣間見られている。イラン情勢も不透明で原油価格も再上昇していることから、インフレ懸念は根強い。
一方で日銀は、今月の決定会合は据え置きとの観測報道がロンドン時間に流れていた。今回は展望レポートも公表されるが、世界的なAI需要の拡大から、成長見通しを引き上げる可能性もあるという。
方向感は追加利上げだが、政策金利は現在の日本経済から想定される中立金利の水準に接近しているとも言えるほか、足元の日本のインフレ状況からも、急ぐ必要はないといったイメージ。
なお、為替相場を軸に金融政策を決定するのは「愚策中の愚策」とも昔から言われている。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は162円に観測されている。
17日(金)
162.00(5.4億ドル)
20日(月)
162.00(28.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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