ドル円、クロス円は往って来い、リスク警戒と日銀審議委員発言を受けて=東京為替概況
ドル円、クロス円は往って来い、リスク警戒と日銀審議委員発言を受けて=東京為替概況
6日のドル円は、午前中にドル売り円買いが優勢となり、157.07円から156.52円を付けた。本日、愛媛県の金融経済懇談会に参加した増日銀審議委員が「適宜適切な利上げで基調物価2%超えを抑制」などと発言したことも、円買いにつながった。昨日の海外市場同様に156.50円手前の買いが下値を支えると、昼前に156.80円台まで反発した。午後はやや上値が重いものの、午前に付けた安値まで下げずにもみ合いとなった。
午前中は貴金属価格の下落などがリスク警戒を誘った。先週末から週明けにかけて急落し、29日の121ドル台から2日に73ドル台までの下げを見せた銀スポット(Spot)は、その後いったん買い戻しが入っていたが、再び売りが出て早朝に2日の安値を割り込むと、東京市場の朝方に64.10ドルを付けた。その後反発し、朝の下げ分を解消して終値比プラス圏に戻すと、リスク警戒の動きが一服した。
午後に会見を行った増審議委員は「利上げのペースは特に考えていない。いろいろなデータをみて判断する」「現時点で金融政策が後手に回っているとは見ていない」などと発言し、午前のややタカ派な姿勢を後退させた。これを受けてドル円は156.60円台から反発し、156.90円近くまで上昇している。
午前の銀などの貴金属相場の下げを受けて豪ドルなど資源国通貨売りが見られたが、その後の貴金属の反発を受けて豪ドルなども反発した。
ユーロ円は朝の円高局面で185円台から184.36円まで売られた。リスク警戒でドル買い・円買いが強まったことで、クロス円の反応が大きくなった。その後は対ドルでのユーロ買いもあって反発し、午後に185.10銭台まで上昇し、朝の高値を更新した。
ポンド円もユーロ円同様に円高を受けて、朝の212.60円台から211.61円まで1円強のポンド安円高となった。その後は対ドルでのポンド買いなどに反発。さらに午後の増委員の会見を受けた円売りもあって213円台を付けるなど、朝の水準を超えて上昇。
ユーロドルは朝のドル買いを受けて1.1780ドル前後から1.1766ドルまで下落した。2日に付けた1.1776ドルを下回り、今週の安値を更新している。その後は午後にかけて反発を見せ、1.1800ドル前後を付けた。
ポンドドルもユーロドル同様に朝はドル高に押され、1.3509ドルを付けた。その後は反発となり、1.3570ドル台を付けている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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