ドル円156.60円台、植田日銀総裁発言と中国株安で円買い 豪ドル下落
ドル円156.60円台、植田日銀総裁発言と中国株安で円買い 豪ドル下落
日銀総裁発言と中国株安でやや円買い。ドル円は156.60円台まで下落、豪ドル円は104円台を割り込み103.80円台、NZドル円は90.30円台まで軟化している。豪ドルとNZドルは対ドルでも下落している。
植田日銀総裁の「日本経済は米関税の衝撃を乗り切った」発言を受け、来週の日銀利上げ観測が一段と高まっている。ただ、12月利上げはすでに織り込み済み。きょうの米FOMCがタカ派利下げだった場合、ドル買いが進みドル円は157円台を突破する可能性がある。FOMCは3会合連続利下げの見通しだが、複数メンバーが利下げに反対もしくは懐疑的な意見を示しており、来年の緩和ペースが減速する可能性がある。
物価統計を受け上海株が下げ幅を拡大している。CPI伸び拡大でデフレ緩和との見方から中国当局が支援策を打ち出す必要がなくなる可能性。中国11月の消費者物価指数は+0.7%と伸びが加速し、昨年2月以来の高水準となった。
執筆者 : MINKABU PRESS
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