ロンドン序盤、ユーロ買い先行も落ち着く=ロンドン為替
ロンドン序盤、ユーロ買い先行も落ち着く=ロンドン為替
ロンドン序盤は、ユーロ買いが先行した。シュナーベルECB専務理事が「次の動きが利上げという見方に違和感はない」としたことがユーロ買い反応につながった。ユーロドルは東京市場で1.1637付近を安値に1.1650台へと小高く推移したあと、発言報道を受けて一気に1.1672付近まで高値を伸ばした。しかし、同理事は「近いうちに金利が変更される可能性は小さい」とも付け加えており、ユーロ買いは一服。足元では1.1650付近に反落している。
また、レーン・フィンランド中銀総裁は「現時点では下方リスクがやや優勢だが、上方リスクも存在する」とバランスの取れた見方を示した。
主要経済指標発表に欠けるなか、センティックスによるユーロ圏投資家信頼感(12月)は-6.2と前回の-7.4から改善した。市場予想は-6.3だった。ただ、センティックスによると「ドイツでは景気後退要因の影響が継続しており、これがユーロ圏全体に波及している」との見方も示されていた。
ただ、ユーロ相場全体では、ユーロ高の動きを維持している。ユーロ円は東京午前の180.50付近を安値に買われており、ロンドン時間には高値を181.21付近まで伸ばした。足元でも181円台を維持している。ユーロポンドは0.8731付近から一時0.8753付近まで上昇。現在もユーロ高圏を維持している。
EUR/USD 1.1652 EUR/JPY 181.10 EUR/GBP 0.8743
執筆者 : MINKABU PRESS
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