カナダ中銀にやや加ドル売りの反応 カナダ円は106円台前半=NY為替
日本時間22時45分に発表になったカナダ中銀の声明を受けてカナダドルはやや売りの反応を見せている。政策金利は予想通りに0.25%引き下げた。声明では利下げに関するガイダンスを削除したほか、カーニー首相の米国への報復関税撤廃で消費者物価の上昇リスクが低下したと言及したほか、リスク・不確実性に注視し慎重に対応するとしている。
カナダ円は106円台前半に下落しているが、大きな動きには至っていない。
*カナダ中銀声明
・声明から利下げに関するガイダンスを削除。
・景気減速とインフレリスク低下を踏まえ利下げは適切。
・報復関税撤廃で消費者物価上昇リスクが低下。
・リスク・不確実性に注視し「慎重に」対応。
・貿易構造の変化は経済に重しとなる一方、コスト増も招く。
・コストの上昇幅や価格転嫁の程度は予測困難。
・預金金利を2.45%に設定。(政策金利より0.05%ポイント低い水準)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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