ポンド、当面は中立姿勢を維持か=NY為替
きょうのポンドドルは緩やかな上昇を演じており、1.35ドル台半ばでの推移となっている。1.36ドル台に慎重な雰囲気に変化はないが、本日1.3495ドル付近に来ている21日線の上で推移しており、上向きの流れを堅持している。一方、ポンド円も200円台にはなお慎重なものの、199円台での推移を維持している状況。
本日は主要な英経済指標がなく、ポンドドルはドルの値動きやリスク選好の雰囲気に左右されている。次の材料となり得るのは明日予定されている米消費者物価指数(CPI)だが、内容次第ではポンドドルに何らかの作用をもたらす可能性はありそうだ。
アナリストはポンドに関して、当面は中立姿勢を維持し、ポンドはレンジ内で推移すると予想しているようだ。英国内の大きなイベントとしては秋の予算案の発表に注目しているという。また、さらに先を見据えると英中銀は市場が現在想定している以上に早く、12月にも追加利下げに踏み切る可能性があると述べている。これはポンドの相対的な金利優位性を縮小させる要因となる。
GBP/USD 1.3546 GBP/JPY 199.56 EUR/GBP 0.8645
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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