ドル円、レンジ相場を抜け出せず 明日はPCE=NY為替
その後、ドル円は147円ちょうど近辺での推移となっている。全体的に様子見ムードが強まる中、ドル円は緩やかな売りに押され、一時146円台に下落する場面も見られた。ただ、この日発表の米GDP改定値が上方修正されたことで147円台に買い戻されている。設備投資が大幅に上方修正されたことが上方修正の要因。
様々なイベントを通過したものの、結局ドル円は100日線と200日線の間でのレンジ相場から抜け出せていない。FRBの金利に関しては9月FOMCでの利下げを市場はほぼ確実視しているものの、それまでに発表になる米雇用統計や米消費者物価指数(CPI)待ちといった状況。
目先は明日の7月のPCE価格指数が注目される。FRBが重要視しているインフレ指標だが、コア指数で前年比2.9%と高めの数字が見込まれている。先日発表の米生産者物価指数(PPI)のデータから、サービス価格、とりわけポートフォリオ運用手数料など金融サービスが高めの数字の主因と見られている。
USD/JPY 146.97 EUR/JPY 171.59
GBP/JPY 198.64 AUD/JPY 95.98
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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