アジア株 豪州株は最高値接近、インフレ鈍化で8月利下げ織り込む 中国と台湾は津波警告
アジア株 豪州株は最高値接近、インフレ鈍化で8月利下げ織り込む 中国と台湾は津波警告
東京時間14:07現在
香港ハンセン指数 25366.58(-157.87 -0.62%)
中国上海総合指数 3628.53(+18.82 +0.52%)
台湾加権指数 23405.90(+204.38 +0.88%)
韓国総合株価指数 3264.88(+34.31 +1.06%)
豪ASX200指数 8762.40(+57.79 +0.66%)
インドSENSEX30種 81409.25(+71.30 +0.09%)
アジア株は軒並み上昇、米中関税休戦が延長される見通しで市場に安堵感が広がっている。2日間に及ぶ米中貿易協議では特に大きな進展は見られなかったものの、関税休戦を延長することで合意したようだ。
上海株は昨年10月以来の高値をつけている、米中休戦延長のほか政策期待も広がっている。中国当局は「より積極的な財政政策を有効活用する」と述べ、不動産市場の健全な発展促進や国内需要の拡大支援を約束した。
韓国株は約4年ぶり高値をつけている、米国との協議進展期待が広がっている。韓国交渉担当者はラトニック米商務長官と2時間にわたって協議したと明かした。サムスン電子は昨年9月以来の高値をつけている。米テスラと22兆8000億ウォン相当(約165億ドル)の半導体製造契約を獲得したことが引き続き材料視されている。
豪州株は上げ幅拡大。一時8773.000ポイントまで上昇、7月18日につけた史上最高値8776.400ポイントに接近した。インフレ鈍化を受け豪州市場は8月利下げを織り込んでいるようだ。きょう発表された豪州の第2四半期CPIは伸びが鈍化した。豪中銀が重視する刈り込み平均CPIは前年比+2.7%と前回+2.9%から鈍化し、2021年12月以来最も低い伸びとなった。あすはハウザー豪中銀副総裁の講演が予定されている。
きょう、ロシア極東カムチャツカ半島沖で巨大地震が発生した。その影響で台湾は津波警報を発令、中国も沿岸部に「深刻な被害もたらす可能性」を警告。日本は東京湾含む地域を対象に津波警報を発令、東京都内の一部で津波が観測された。ただ、今のところ目立った被害はなくアジア市場への影響は限定的。

執筆者 : MINKABU PRESS
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