【海外市場の注目ポイント】６月の米ＡＤＰ雇用統計など

　日本時間午後９時１５分に６月の米ＡＤＰ雇用統計が発表される。明日に発表される６月の米雇用統計の前哨戦として注目され、民間雇用者数の大方の予想は９万８０００人増となっており、民間雇用者数の伸びが前月の３万７０００人増から加速するとみられている。前日に５月の米雇用動態調査（ＪＯＬＴＳ）が発表されており、求人件数は予想を上回っていた。６月の米ＡＤＰ雇用統計でも民間雇用者数の伸びが予想を上回る結果になれば、６月の米雇用統計に対する期待感からドルが買われる可能性がある。
　
　また、このあとの海外市場では、欧英の中銀関係者の発言も予定されている。日本時間午後５時にデギンドス欧州中央銀行（ＥＣＢ）副総裁が討論会に参加、同午後６時にチポローネＥＣＢ専務理事が講演、同午後７時半にテイラー英金融政策委員会（ＭＰＣ）委員とレーンＥＣＢ専務理事が討論会に参加、同午後１１時１５分にラガルドＥＣＢ総裁が挨拶することになっている。
　
MINKABU PRESS