ポンドドルは再び上昇との指摘 裁判所の判断を巡る不透明感が米国売りに繋がる=NY為替
きょうの為替市場はドル安が再び強まる中、ポンドドルは1.35ドルを回復する場面も見られた。ポンドドルは今週、3年ぶり高値から下落しているが、再び上昇の可能性が高いとの指摘がアナリストから出ている。
米国際貿易裁判所が関税の差し止め判決を出し、市場も驚いている。為替市場は一時的にドル高の反応が見られていたが、トランプ政権は場合によっては明日にも最高裁への上訴を示唆している状況。
それは今後、裁判所の判断を巡る不透明感に繋がり、政治リスクプレミアムの上昇に伴う米国売りに繋がる可能性があるという。一方、ポンドは英貿易動向が好ましいことや、経済指標が底堅いこと、英中銀が利下げに慎重姿勢を示していることも追い風になると指摘している。
ポンドドルは年内に1.40ドルに達する可能性があるとも指摘。投資家らが特に米国の政策を巡る不安から、引き続きドル建て資産を売却する場合だとしている。
GBP/USD 1.3499 GBP/JPY 194.51 EUR/GBP 0.8428
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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