アジア株 APEC貿易会合を警戒 グリアUSTR代表に熱い視線、一対一の会談目指す
アジア株 APEC貿易会合を警戒 グリアUSTR代表に熱い視線、一対一の会談目指す
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 23551.87(-88.78 -0.38%)
中国上海総合指数 3389.75(-14.19 -0.42%)
台湾加権指数 21755.04(-27.83 -0.13%)
韓国総合株価指数 2624.77(-15.80 -0.60%)
豪ASX200指数 8299.70(+20.10 +0.24%)
インドSENSEX30種 80983.38(-347.18 -0.43%)
アジア株はまちまち、次の材料待ち。
米中は予想以上に関税を引き下げたものの最終合意をめぐっては不確実性が残る。米政権は協議進展しなければ対中関税を再度引き上げる可能性があるとしているが、中国は主導権を握っているという自信を持っており対米強硬姿勢を維持するだろう。
きょうから韓国で開催されるAPEC貿易担当相会合への警戒感も高まっている。同会合にはグリア米通商代表部(USTR)代表が出席する。多くの貿易国にとってグリア氏との一対一の会談が実現できるかがカギとなる。
米国からの呼びかけを拒否し続け、対米強硬姿勢を貫いた中国は結果として大幅な関税引き下げに成功した。そんな強気な中国を見習い、インドも米国に対し強硬な姿勢を取る可能性があるという。17日からの米国訪問を前に対米報復関税を課す構えだ。トランプに譲歩しすぎているとして国内でインド政府への批判が高まっているという。
香港市場では前日に上昇したJDドットコムや美団、レノボ、バイドゥなどハイテク関連が軒並み下落している。医療品や素材、不動産、消費者サービス関連の一角も下落している。上海株は軟調。米中改善により投資家心理が改善しているため、当局が株価下支え策を講じる必要がなくなったとの見方が広がっている。
インド株は下落、今週末からの米印関税協議を前に警戒感が高まっている。中国に触発されたインドは米国との協議で強気姿勢を示せるか?!

執筆者 : MINKABU PRESS
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