米経済指標の弱さがドルに好影響を与える可能性=NY為替
きょうの為替市場はドルの買い戻しが優勢となっており、ドル円は145.65円付近まで一気に買い戻されている。ユーロドルも1.12ドル台に値を落とす展開。この日発表のISM製造業景気指数をきっかけにドル買いが強まっているが、ISM指数は予想こそ上回ったものの、2カ月連続で50を下回る縮小領域にある。
一部からは、今後の米経済指標が弱い場合、逆にドルが恩恵を受ける可能性があるとの指摘が出ている。これはトランプ大統領が関税の緩和に迫られる圧力が生じるためだと説明。トランプ大統領は、株式市場と米国債の急落を受けて、相互関税の90日間の課税猶予や、複数のセクターに対する関税撤廃措置を既に示唆しており、市場の圧力に反応する姿勢を示しているという。
米経済が危機に直面すればするほど、トランプ大統領の貿易政策の大規模な転換が実施される可能性が高まると考えていると述べている。
USD/JPY 145.66 EUR/USD 1.1281 GBP/USD 1.3271 ドルインデックス 100.28
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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